ホーリー本感想
一通り読んだので感想。
いいとこ
読みやすい
牌姿を挙げて「こういうときはこうする」という形で書いてあることがほとんどなので、活字が苦手でもサクサク読める。
ギリギリの判断基準が書いてある
似たような牌姿をいくつか出して、どこから選択が変わるのかが書かれている。
また、今までは「のみ手リーチの強さ」について書かれていた戦術本が多いと思うが、ちょっと発展して役あり満貫はリーチするかどうか?みたいな疑問にも解答がある。
悪いとこ
リーチしない判断、シャンテン戻しの判断がわかりづらい
リーチするときの牌姿が13枚しか用意されてない。一応「序盤でこの形ならテンパイをとらない方がよい」という形も紹介されていたが、それなら1シャンテンの段階で違う対応をした方がよいのでは?となるので掴みづらかった。
サクサク読める
ネマタ本は読みづらい分、一つの項をじっくり読むので読んだら理解できることが多い。
サクサク読めると素通りしてしまう可能性や、2度目を読んでもあんまり面白く感じられないことがあるのでそこがネックか。
悪いところは1回読んだだけじゃわかんなかったぐらいのものなので、今後変わると思う。
こういうシステム化がどんどん進んでいくと最終的にどうなるんだろう……。なんだかんだ言ってオカルトに走ってしまうのが人間かなぁとも思うので、今よりもデジタルが流行ってるだけの未来で止まりそうな気はするのですが、究極的にシステムになったらそれはロボットにやらせるのと変わらないのでは、ゲーム開始時に勝てる人が決まっているのではと思ってしまう。
まあ完全情報ゲームですらまだまだ研究が残っているので、麻雀の研究が同様に進むのは遠い遠い未来の話になるのでしょう。