新テニスの王子様17巻 感想?

買ったらなんか衝撃的だったので感想。画像とかはなし。
ネタバレなので続きから。
161-162話
16巻で五感を失った幸村が五感を取り戻す。
展開としては結構熱いんだけど、取り戻した瞬間のセリフ「五感を奪われている時間などないんだ!」のパワーがすごい。
この後も「幸村が五感を取り戻したがまだ劣勢だ!」等のパワーワードが飛び交う。


163話-
ここから新能力のオンパレード。
徳川の『予感』で相手の打球を読み戦っていると、ペアの幸村も『予感』を発動したかのようにドロップショットを読む。
徳川の『予感』と幸村の『五感剥奪(イップス)』が惹かれ合い、『能力共鳴(ハウリング)』によって『第六感(ゼクステジン)』*1を発動していた。

だがそれもボルク(ドイツのプロテニスプレーヤー)の「わかっていても返せない球」に打ち破られる。絶望する二人だったが、リョーマの煽りによって徳川奮起。『阿修羅の神道』に踏み込み頑張るが負ける。


いくつか言いたいことがあるんだけど、大きく2つ。

能力共鳴のことを皆知っている

ドイツの誰か「奴らの能力が惹かれ合っている……」←わかる
ボルク「『能力共鳴』…か」←現状最強キャラだし分析して名前つけるのはわかる
平等院「ついに来やがったか」←なんか知ってる風だけど日本最強だしわかる
毛利*2「世界大会なら能力共鳴が見れると思ったけどまさか日本でとは」←は???

その他キャラも現象より「徳川たちが能力共鳴できるなんて!すげー!」みたいな驚き方をしていて、能力共鳴を初めてみた読者が完全に置いてかれる。

阿修羅の神道ってなんなんだ

これの初出は確か平等院VS徳川のときに、平等院が「ついにこの段階まで登ってきたか」的なニュアンスで言ったのが最初だと思う。
が、その後阿修羅の神道についての説明は特になく、今回の発言者も再び平等院。気合入れた徳川に対して「阿修羅の神道か」と心の中で呟いて終了。

まぁ阿修羅の神道に関しては後々語られるんだろうけど、能力の存在を皆が知っている(なんだあれは!?っていうキャラがいない)、能力っぽいのに誰も説明してくれない、っていうのがテニプリをずっと読んできて初めてだった(多分)ので、非常に驚いた。

ストーリーの話をすると、能力共鳴によって既存のキャラが今までなかったものを見せてくれそうなので、次巻以降は非常に楽しみ。シングルスはまだ出きってないキャラ、ダブルスは掘り下げたことのあるキャラという風になっていくのかな。

*1:未来を読む。予感の超すごいバージョン

*2:毛利寿三郎。越知月光のペア